阿部慎之助見事の復活|いろいろなまとめ

 九回2死まで追い込まれた試合を、巨人は最後に勝ちきった。しかも、4番のバットで勝利を呼び込んだ。

 延長十一回2死二塁、外角直球を逆らわずに左中間に放った阿部の打球は、13号勝ち越し2ラン。「いい感じで打てたよ」。はにかみながら大粒の汗をぬぐった。

 2割中盤に落ち込む打率を上向かせようと、守備での負担が大きい捕手ではなく、一塁で11試合続けて先発出場。それでも復調気配は見えてこなかった。

 この日もなかなか快音が出ない中、五回終了後に神宮恒例の花火が打ち上げられた。「花火なんて見てないで、素振りをしろ」。自らに向けられたヤジが耳を突いた。「あれがオレの心を燃やしてくれた。うちの親父かと思ったよ」。抱え続けた悔しさをぶつけた一打だった。

 この日も、七回に杉内をリリーフした久保が畠山に逆転3ランを浴びるなど、救援陣は不安定さを露呈した。それでも、九回2死一塁から長野の左翼線二塁打でしぶとく追いついた。最後は山口が無失点で締め、主将の阿部は「みんなで勝った1勝」と力強く言い切った。原監督も「(この1勝は)大きいと思う」。チーム全体で勝利の重みをかみしめた。(小川寛太)

 

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外角ストレートをホームラン、さすがだった

 

 

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