新外国人選手のキャンプ診断【パ・リーグ編】

 21日からオープン戦が開幕し、春季キャンプもいよいよ終わりが近づいてきた。ここから約1ヵ月に渡って開幕前の最終調整およびアピールの期間となって行くが、その前に各チームの新外国人選手たちのこれまでを振り返りたい。

 今シーズンのパ・リーグでは、オリックス以外の5球団に新外国人選手が加入した。近年続いていた超大物選手こそいないが、メジャーでオールスターに出場経験のあるギャビー・サンチェスや、マーリンズにドラフト1位で指名された経験を持つジェレミー・ハーミッダなど、実力者が揃っている。

 ここでは、これまでのキャンプや紅白戦、練習試合といった実戦での出来事や成績を基に、パ・リーグの新外国人選手を勝手に採点。来日からの歩みを追った。この中でチームの弱点を補い、上位へと導く救世主が現れるだろうか。

◆ 福岡ソフトバンクホークス
【B-】リック・バンデンハーク / 投手
前所属:サムスン(韓国)
☆韓国リーグ投手二冠の長身右腕。
・3月開催の侍ジャパン強化試合に臨む欧州代表に選出。
・17日の紅白戦で実戦デビューし、1回を完全投球。
→ 西武007「スタンリッジみたい。まとまりがありそう」
・22日に左足内転筋の違和感で離脱。25日に予定された練習試合の登板も回避となった。
→ 現時点では投球再開も未定となっている。

◆ 北海道日本ハムファイターズ
【B】ビクター・ガラテ / 投手
前所属:義大(台湾)
☆アメリカ、メキシコ、台湾と渡り歩いた変則左腕。
・加入後、「ガラポン」の愛称でチームに溶け込む。
・14日の練習試合では2回1安打1失点。

【A】ブランドン・レアード / 内野手
前所属:ナショナルズ3A
☆FA移籍の小谷野の穴を補う存在として期待される右打ちの内野手。
・14日の練習試合で待望の一発。
・24日の紅白戦では同じく新加入のハーミッダと初のアベックアーチを架けるなど、好調をキープ。

【B】ジェレミー・ハーミッダ / 外野手
前所属:パドレス
☆メジャー通算65発。左の強打者として期待。
・8日の紅白戦でチーム第1号となる本塁打を放つ。
・24日の紅白戦では、大谷翔平の直球をバックスクリーン右に叩きこむなど3打数2安打。

◆ 千葉ロッテマリーンズ
【B+】イ・デウン / 投手
前所属:カブス3A
☆メジャー経験はないものの、マイナー7年で通算40勝を挙げた速球派右腕。
・18日のシート打撃では、この時期で152キロを計測。
・24日の練習試合では1回無失点も、最速は147キロに留まり、「スピードガンが間違ってるんじゃないの?」と指摘する一幕も...。

◆ 埼玉西武ライオンズ
【B】エスメルリング・バスケス / 投手
前所属:義大(台湾)
☆秋季キャンプでテストを経て入団を勝ち取った右腕。
・22日のオープン戦開幕戦でデビュー予定も雨で流れる。
・24日の楽天戦では6回から登板して3回1失点。

【B】ミゲル・メヒア / 投手
前所属:ラミゴ(台湾)
☆ラミゴでは台湾のシーズン記録となる35セーブをマーク。
・9日のシート打撃に登板し、150キロを記録。
→ 楽天007「(抑えで成功する)可能性は十分ある」

【B-】ウェイド・ルブラン / 投手
前所属:エンゼルス
☆メジャー通算21勝。貴重な先発左腕として期待。
・来日時にはいきなり日本のバラエティ番組の取材を受ける。

【C】アンソニー・セラテリ / 内野手
前所属:メッツ3A
☆投手と捕手以外はこなし、両打ちという器用な万能選手。
・映像制作会社の社長、さらには俳優としての面も持つマルチプレーヤー。
・7日のケース打撃では、打っては2安打、守っては三塁線を強襲した打球を横っ飛びで掴み、トリプルプレーを完成させるなど、攻守にアピール。
・12日の練習中に打球を左ヒザに受け、別メニュー調整中。

◆ 東北楽天ゴールデンイーグルス
【B】ギャビー・サンチェス / 内野手
前所属:パイレーツ
☆11年にはメジャーでオールスターに選出されるなど、人気・実力とも兼ね備えた新4番候補。
・20日の練習試合で来日初アーチを含む3打数2安打3打点の活躍。

【C】ゼラス・ウィーラー / 内野手
前所属:ヤンキース
☆『トイ・ストーリー』に登場する「Mr.ポテトヘッド」に似ていることから“ポテト”や“ポテ”と呼ばれ親しまれる。
・キャンプから状態が上がらず、不振を極める。
・それでも、22日のオープン戦で一発を放ち、二軍降格はなんとか回避した。

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