日本ハム・大谷翔平投手(19)が4日の広島戦(札幌ドーム)で、プロ入り後の自己最速を更新する160キロをマークした。走塁で左足首をひねるアクシデントもあり、5回3安打1失点10奪三振で降板したものの、試合は6―2で勝ち、5月13日西武戦以来の5勝目(1敗)を挙げた。
初回、日本球界歴代3位タイとなる剛速球を目撃した2万7687人がどよめいた。自身、花巻東3年夏の岩手県大会準決勝・一関学院戦以来2年ぶり大台到達。大谷は「自分の持ち味のひとつ。力を入れて空振りを取りに行く時にスピードが出ればいい」と3番・丸を空振り三振に斬った自己最速計時を振り返った。
この日、札幌ドームには広島・前田を調査するためレッドソックスのアラード・ベアードGM補佐をはじめ、複数球団のメジャースカウトや幹部が来場していたが、19歳右腕の160キロを目の前にし、度肝を抜かれていた。
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