90%ダウンの新井貴浩が奮起 大幅減俸からの逆襲

 

 昨季、阪神を自由契約になった新井貴浩が古巣・広島に復帰した今季、大暴れしている。新井といえば、昨季推定年俸2億円から、野球協約で定められていた(1億円以上は40パーセント)を超える1億3000万円減の、7000万円前後の条件提示を同意せず、阪神を自由契約となった。

 結局、新井は前年から90%ダウンの年俸2000万円を提示した古巣・広島に復帰。キャンプ、オープン戦から猛アピールし、開幕一軍入り。当初は代打の切り札として期待されていたが、エルドレッド、グスマンと故障者が相次ぎ、早い段階でスタメンの機会が巡ってきた。

 レギュラーで出場し始めた当初は今ひとつだったが、試合を重ねるにつれ結果を残し始める。『4番・一塁』で先発出場した5月5日の巨人戦はで3安打5打点の活躍を見せると、その後も4番で出場を続け、現在はチームに欠かせない存在感を示している。

 年俸大幅ダウンも、新井のように大活躍した選手といえば中村紀洋氏が代表的。中村は06年オフ当時所属していたオリックスの契約更改交渉で、2億円から60%ダウンとなる8000万円の提示を受けるも保留。6度の交渉も合意に至らず、中村は退団。

 その後、育成選手として中日に入団し、開幕前の3月23日に年俸600万円で支配下選手として契約を結んだ。中村は三塁のレギュラーとして130試合に出場し、打率.293、20本塁打79打点の成績を残した。同年の日本シリーズでは、打率.444(18打数8安打)4打点の打ちまくり53年ぶりの日本一に大きく貢献。

 活躍を続ける新井は、中村のように有終の美を飾ることができるのだろうか。

◆ 大幅ダウンも大活躍した主な選手
新井貴浩(広島)
今季成績:49試 率.329 本2 点30

中村紀洋(中日)
07年成績:130試 率.293 本20 点79

井端弘和(巨人)
14年成績:87試 率.256 本3 点16

※記録は6月7日終了時点のもの

 
 
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