月間MVP『2015年3月・4月度』まとめ

 

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 セ・リーグの3、4月度の月間最優秀選手(MVP)を初受賞した巨人・高木勇人投手(25)とDeNAの梶谷隆幸外野手(26)が8日、横浜スタジアムで会見した。

 高木勇は新人として史上12人目の月間MVP受賞。新人にまつわる記録として巨人では1999年8月度の上原浩治投手(現レッドソックス)以来2人目、シーズン最初の月での受賞は98年4月度の小林幹英投手(広島)以来2人目となった。3月29日のDeNA戦(東京ドーム)でプロ初登板初先発し、6回6安打2失点で初勝利。2度目の登板となった4月5日の阪神戦(東京ドーム)では初完封を飾った。その後も好投が続き、3、4月で5試合全てに先発して安定した投球を披露。ここまで負けなしの4勝、防御率も1・50をマークした。

 会見では「まだ実感がない。本当にビックリしている。皆さんに助けてもらった勝利の積み重ねです。負けなし? 決してスムーズだとは思っていないが、この先、何かのカベに当たるとは思っているので、その時にしっかりやっていきたいと思っている」と喜びもそこそこに謙虚な言葉に終始した。

 一方の梶谷は入団9年目にして初の受賞。3・4月度は出場した28試合中、14度のマルチ安打を含む23試合で安打を放ち打率(3割3分3厘)、安打(39)、二塁打(13)、盗塁(10)の各部門でリーグ1位となった。「非常にうれしい。(3、4月の好成績は)しっかり準備している結果だと思う。今後も調子の波がないようにチームの勝ちに貢献したい。盗塁王も欲しい」とコメント。チームが首位をキープしている現状についても「“あれ、あれ、また勝ったよ”という感じ。チームは明るいし、みんなハッピーになっている」と笑顔を見せた。

 
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