1994年の日本シリーズ巨人VS西武
巨人はあの10・8でやっと優勝だった
前評判は圧倒的に西武だった。
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巨人が17日、ジャイアンツ球場で来季のV奪回に向けた秋季練習をスタートさせた。
10日にCS第1S(東京D)でDeNAに敗退後、前日16日まで休養日。由伸監督、村田ヘッドコーチら首脳陣、阿部、村田、坂本、内海、沢村、菅野ら主力選手も含め、外国人をのぞき、チーム全員が1週間ぶりに集合した。雨のため室内練習場の限られたスペースでの練習となったが、野手陣はティー打撃、投手陣はキャッチボールやダッシュで汗を流した。
練習前には、今季限りで現役を引退する鈴木尚広外野手(38)が円陣の中央でナインにあいさつ。引退を報告するとともに、「不器用なので、(グラウンド上で)話しかけづらいオーラを出してしまい、すみませんでした」と冗談交じりに話し、ねぎらいの大きな拍手を送られた。
鈴木尚広の母・とし子さん手記・・・・「怪我のデパート」ここまでできるとは思わなかった
巨人・鈴木尚広外野手(38)が13日、都内のホテルで会見し、現役引退を表明した。鈴木の両親は、福島・相馬市内で焼き肉店「すずや精肉店」を経営。自宅兼店舗で無休で働き、鈴木が最も尊敬している存在だ。今回の引退を受け、母・とし子さん(62)がスポーツ報知に手記を寄稿。野球人生を振り返りながら、周囲への感謝の思いをつづった。
【写真】スゴイ~尚広の太極拳ベストショット
10月10日。東京Dでデーゲームが終わった後、電話で「やめるから」と報告を受けました。その後、23時半頃に車で福島の実家に来てくれて、家族で話をしました。寂しい気持ちもありましたが、本人が笑顔で「悔いはないから」と話しているのを見て安心しました。ここまで息子を支えてくださった方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。
小さい頃はやんちゃで、落ち着きがなく、手のかかる息子でした。よく父(静雄さん=65)に怒られ、往復ビンタ3、40発なんて当たり前でした。ただ、周りに流されない部分は彼のいいところです。高校の時は友だちが遊んでいても勉強をしていたり、自分を貫ける強さはありました。
20年前の1月14日。ジャイアンツ寮で見送った後、涙を流しながら電車で福島に帰りました。家を出たこともなかった田舎の息子でしたから。最初の5、6年は「けがのデパート」と言われるほど故障との闘い。当時は主人と2人で手紙を寮によく送っていました。主人が「辛抱した木にいつか必ず花が咲く」、「怠けず裏表なくやりなさい。誰かが必ず見ているから」と書いた紙を、尚広は部屋に貼っていたみたいです。
そんな息子がここまで野球をできるとは思ってもいませんでした。20年もプロの世界に置いていただき、感謝しかありません。野球ばかりやってきて「井の中のかわず大海を知らず」ですから、今後は大きな懐を持って生きてほしいです。目線は高く、頭は低く。見聞を広げ、人のいいところをたくさん見いだし、人を育てられる人間になってほしいと願っています。
◇パ・リーグ 日本ハム3―1ロッテ(2016年9月30日 札幌D)
日本ハムの武田勝投手(38)がレギュラーシーズン最終戦のロッテ戦(札幌D)後に引退セレモニーを行い、「俺のために日本一になれ!」と後輩たちにメッセージを送った。
試合前に出場選手登録され、今季初登板初先発。ロッテの1番・清田をオール直球で3球三振に斬って取り、泣きながら投げたラスト登板を終了。マウンドに集まったナインと握手をかわして降板し、11年間のプロ野球人生に別れを告げた。
試合後に行われた引退セレモニーではチームメートたちが「ぼくは幸せ者です 武田勝」とプリントされたTシャツを身にまとって見守る中、「11年前、自分の背番号と同じ38歳までプレーしたいという目標を立てました。そして、その夢が叶いました」と涙を浮かべながらも笑顔で一言。
これまで支えてくれた仲間やスタッフ、ファンに感謝をささげた後で「最後にこれだけは言わせてください。僕はファイターズが大好きです。僕は北海道が大好きです」と続けると、「あと1つ!俺のために日本一になれ!」と声を張り上げた。
23日に引退表明後は自ら「俺のために優勝しろ 武田勝」と書いたメッセージをベンチの壁に貼ってナインを鼓舞。28日に敵地で優勝が決まると、栗山英樹監督(55)に続いて胴上げされ、後輩たちの手で3度宙に舞った。この日はそんな後輩たちによる「11年間お疲れさまでした。みんなで勝さんの為に優勝してやったぞ!!」との手書きのメッセージも掲げられた。だが、武田勝はリーグ優勝だけでは満足しない。「俺のために日本一になれ!」。チームを11年間支えた元エースのラストメッセージ。夢の続きが日本ハムナインに託された。
「俺のために日本一になれ」挨拶全文
<日本ハム3-1ロッテ>◇30日◇札幌ドーム
日本ハム武田勝投手(38)が現役最後の登板を終えた。先発し、ロッテ清田を空振り三振に斬った。試合後にはセレモニーが行われた。
【写真】現役最後の投球をする武田勝
栗山監督を含め、全員が「武田勝Tシャツ」に着替えて見守った。中嶋聡GM特別補佐や、大野、宮西、増井、武田久から花束を贈られると目に涙を浮かべた。武田勝は「まず、泣いてしまいそうなので手紙を読みます」と話し、あいさつを行った。
武田勝のあいさつは以下の通り。
「本日はこのような時間を作っていただき、球団関係者の皆様、誠にありがとうございます。10年前、私は背番号と同じ38歳までプレーしたいという目標を立てました。そして、その夢は叶いました。チームとともに成長させていただき、ファンの皆様の声援のお陰でここまで来ることができました。うれしいこと、つらいこと、いろいろな経験が私にとってかけがえのない財産となりました。この経験を無駄にすることなく、今後はファイターズに、ファンの皆様に恩返しできるよう、日々精進していきます。今シーズンで私は引退しますが、ここにいる素晴らしい後輩たち、鎌ケ谷で頑張っている後輩たちがより強いファイターズにしてくれることを願っています。最高のチーム。最高の仲間たち。最高のスタッフの方々。そして、最高のファンの皆様。11年間私を支えて下さり本当にありがとうございました。最後になりますが、これだけは言わせて下さい。ぼくはファイターズが大好きです。ぼくは北海道が大好きです。あとひとつ、俺のために日本一になれ」。